何が経費として計上できるの?

経費とは、事業で収入を獲得するために必要なお金のことです。
税金は所得(収益から経費や各種控除を引いた残りの額)にかかります。
そのため経費を正しく計上することで節税につなげることが可能です。
IT系のフリーランスが計上すべき経費は主に8つです。
ただし、このうち3つは家事按分も考慮しなくてはいけません。
家事按分とは事業とプライベートの両方で利用しているものに対して、事業で利用している比率分だけを経費として計上することです。

通信費とはプロバイダ料金やスマホ代、レンタルサーバー代や郵便代などです。
ただし仕事とプライベートで共用しているものがあれば、仕事で利用している分だけを計上します。
家賃は、仕事場の家賃やレンタルオフィス代などです。
また、自宅を仕事場にしていると家事按分の対象になるので、仕事用スペースから比率を計算するか、仕事時間から比率を出します。
ちなみに、住宅ローンは家事按分の対象にはなりません。
水道光熱費については、IT系フリーランスなら電気代が主になるでしょう。
これも仕事で使用した時間から家事按分の割合を計算します。

他には広告宣伝費があり、例えば顧客に渡す名刺や年賀状などの印刷代などになります。
ただし、自分で印刷した場合は消耗品費や通信費に該当します。
消耗品費は文房具や電池、パソコンや周辺機器などのお金です。
なお、これらの費用のうち購入代金が10万円以上であれは減価償却をしなくてはいけません。
さらにパソコンをプライベートでも使用していれば家事按分も必要です。
あとは顧客との打ち合わせにかかった旅費交通費、その際に支払った飲食代である接待交際費です。
そして、最後は雑費となります。